授業の一環で海外へ行く事になり、私はアメリカで一週間ファームステイする事になりました。個々に配られた資料を読みこんでいくうち、ファームステイと書かれている文字を見て、最初はホームステイの入力間違いかと思ったのですが、ファーム、農場で間違っていないと言われた時は驚きました。出身地が東京で両親の実家も都心近く、親戚の誰も農場や店といったものを経営していなかったので、私にとってとても縁遠い言葉でした。
しかも聞いた話によるとファームステイ先では慣れない労働で学業に費やす以上に時間を奪われると聞き、更にはその従事する労働がとてつもなく厳しいと先輩に教えられました。様々な不安が胸中をよぎっていきますが、なんにせよ海外へは行かなければならず、それならばと私は動物や植物が好きだったのでファームステイを選んだのでした。
生まれて初めての海外がアメリカでのファームステイという事もあり、私は心を引き締めて臨みましたがファームステイ先のご家族は良い人達ばかりで、アメリカの広い土地を使用した放牧を見せてくれたり、言われたようなひどい労働など一つもありませんでした。
聞いていた話通りだったのは起床時間ぐらいで、日が昇るよりも早く目覚め、動物達の世話や畑の手入れなどの手伝いをしました。その他に空いた時間が出来ると折角だからと近隣の観光名所に連れていってもらったり、農場に必要な買い付けにも連れていってもらいました。日常生活では触れる事のできない生産者側に周った事で、私の将来の選択に幅が出来たと思います。